KY BLOG

昆虫と微生物の研究とアート

感染地図

たまたま成田空港の本屋で見つけて購入。ボストンまでの機上で読んだが、非常によかった。産業革命時代のロンドン様子、下水道がどのようにして作られたか、それに伴って大発生したコレラの恐怖、当時原因不明のこの病気がどうやって伝播するのかを解明するために尽力した英雄たち(とそれを妨害した多数の人々)、現在でも同様の問題は残り続けていることについて、など、本当に良くできた良書でした。特に迷信や思い込みを正すことはどれほど難しいかが、痛いほど実感できました。

 

感染地図: 歴史を変えた未知の病原体 (河出文庫)

感染地図: 歴史を変えた未知の病原体 (河出文庫)

 

 

Accepted!

アクセプト通知が来ました!とっても嬉しいです。

Hayashi M, Nomura M, Kageyama D* (2018)
Rapid comeback of males: evolution of male-killing suppression in a green lacewing population
Proceedings B, accepted

 オス殺しスピロプラズマに対する宿主側の抵抗性が5年以内に急激に広まったことをクサカゲロウで示しました。

 

オス殺しスピロプラズマが広まっていることを示した論文はこれ。

Hayashi M, Watanabe M, Yukuhiro F, Nomura M, Kageyama D* (2016)
A nightmare for males? a maternally transmitted male-killing bacterium and strong female bias in a green lacewing population.
PLOS ONE 11: e0155794.

 

Accepted with minor revision

ちょうど1ヶ月前に投稿した論文が、minor resivionで受理されました。1週間以内に返さないといけないので大変ですが、嬉しいです!掲載確定したら紹介します。

 

インフルその後

先週は大変な日々でした。週明けに熱が出て、インフルの検査をしたら陰性だったのだが、そのあと熱が高くなり、再度検査すると、インフルエンザB型と判明。それなりに苦しんだが、イナビルを吸引し、3-4日でほぼ熱はなくなり、楽になった途端、今度は眩暈と頭痛と冷や汗で4日間ほど苦しみ続けました。内科で血液検査をしても異常なしで、結局耳鼻科で眩暈止めを処方してもらい、なんとか収まりました。いやあ、大変だった・・・。

Evol Lett

Feminizing Wolbachia endosymbiont disrupts maternal sex chromosome inheritance in a butterfly species
Kageyama D*, Ohno M, Sasaki T, Yoshido A, Konagaya T, Jouraku A, Kuwazaki S, Kanamori H, Katayose Y, Narita S, Miyata M, Riegler M, Sahara K* (2017)
Evolution Letters 1: 232–244. doi:10.1002/evl3.28 OPEN ACCESS

 報告が遅くなりましたが、Evolution Lettersに掲載された論文情報です。

Evolution Letters

ボルバキアが引き起こす性染色体の伝達阻害に関する論文が、Evolution Lettersというできたばかりのオンラインジャーナルに受理されました。岩手大のSさんと彼の研究室メンバーには大変お世話になりました。他にもいろんな人のお世話になっており、著者数13人は僕のいままでの最高記録です。

Evolution Lettersはアメリカの進化学会とヨーロッパ進化学会が合同で立ち上げた雑誌で、進化生物学の最高レベルものを目指すという名目で作られたそうです(現実にそうなるかどうかは別として)。

なかなか大変でしたが、とにかくちゃんとした雑誌に行き着いてよかったです。公開されたらお知らせします。

 

Biology Letters

愛媛大のW先生と二人三脚のような形で進めてきた研究の一部が、Biology Lettersに受理されました(pending minor revisionとはなっていますが)。とても嬉しいです。1週間以内に修正原稿を送り返さないといけないので頑張ります。