怒らないこと

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

ヨガの先生に勧められて読んでみた。すべてのネガティブな感情は、何かに対する怒りの感情であるということ。なるほどと思える。自分は怒ることなんてほとんどないし、怒りの感情なんて持っていないと思っていたけど、実はそうでもないんだなと感じた。

人は常日頃、怒らないように努力するべきだというのがこの本の言いたいこと。ただ、これは非常に難しいことではある。インドや東南アジアの国々では、怒るということは人間の小ささを露呈する恥ずかしいことだとされており、このような考え方が定着しているように感じる。西洋の考え方とは正反対で面白いと思う。

内容はシンプル。1冊の本にするほどのことでもないような気もするが、読んでよかったかな。