KY BLOG

昆虫と微生物の研究とアート

ロンドン散策

荷物をホテルで預かってもらい、近所を散策。書店2件(WaterstonesとFoyles)と大英博物館へ。Waterstonesは素晴らしい本屋さんだった。古い建物で歩くと床が軋む音がする。部屋ごとに分野別に分かれており、スペースもゆったりしてあり、机や椅子がたくさんあって便利。何しろこの古い雰囲気がいい。Waterstonesの1階(地上階)のカフェで昼食後、地下鉄で空港に移動。予定通り帰路に(11月12日の夕方羽田空港着)。特に危険な目にも会わず、無事に約2週間の旅を終えることができた。

 

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書店Waterstones(写真ではなかなか雰囲気は伝わらないが・・・)

 

ローザンヌ散策

ローザンヌを少し散策。まずは、アウトサイダー系の美術館(アール・ブリュット・コレクション)までバスで行き、アートを堪能。特にCarlo Zinelli(wikipedia)という画家の作品はたっぷり場所を割いて展示してあり、いい作品が多かった。

その後、湖畔の駅まで地下鉄で移動し、カフェで少しゆっくりし、ローザンヌで有名と言われる大聖堂に。ケバブ屋さんで食事。スイスは物価が高過ぎてげんなり。

 

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Lausanneの大聖堂

 

 

Schwander研(2日目)

朝、別の研究室の新しいPIであるYuko Ulrichからアリの社会性の研究について今やっていることを伺う。去年原始的な社会性アリについての論文がNatureに掲載された。すごいー。母親が日本人だが、日本語はあまり話せないという。実験設備なども見せてもらった。その後、学食でTanjaと昼食を食べた。その後、かの有名なLaurent Keller教授と少し雑談(クサカゲの話を少し)したあと、セミナーで発表。Laurent KellerとTanja Schwanderの質問が話の途中にもどんどん降ってきて、少し面食らったが、楽しめたと思うし有益な意見をもらえた。プレゼンのあと、Kellerから面白かったと言ってもらえた。お世辞だとは思うが嬉しい。セミナーの後、Keller研究室の2人のポスドク(Miya Qiaowei Pan、Hugo Darras)と雑談。Miyaは性比がオスに偏る不思議な現象、Hugoはアリで見られるdouble clonalというヘンテコな現象を研究。最後にTanjaと少し話して、今回の訪問は終了。

 

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Lausanne大学の食堂

 

Schwander研(1日目)

リヨンから鉄道でローザンヌに移動(ジュネーブ経由)。鉄道で隣だった老夫婦と少しドイツ語で会話をした。17年間まったく使う機会がなかったわりには、なんとか通じるではないか、笑!でも残念ながら、ローザンヌはフランス語。ローザンヌ駅についたらすぐにホテルにチェックインし、地下鉄を使って、ローザンヌ大学のTanja Schwander研究室に。まずは談話室のような部屋でTanja Schwanderと大学院生のKarim Ghali(指導教官:Tanja Schwander)とで雑談。そのあとKarim Ghaliにからアザミウマの単為生殖についての研究紹介を受ける。その後、大学院生のGuillaume Lavanchy(指導教官:Tanja SchwanderとLaurent Keller)からナナフシで見られる非常に奇妙な繁殖様式であるhybridogenesisについての研究紹介を受ける。めちゃ面白い。

 

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INRA(3日目)→ リヨンへ

お昼まで共同研究の提案。一人ずつ発表。なんだかちょっとspecificすぎる提案をしてしまったかもしれない。お昼前に移動。なんとか2時までに宿泊施設まで戻り、スーツケースを確保。おばあさんの経営するフランス小料理屋(?)で長峯氏と一緒に昼食。長峯氏とお別れ。バスでレンヌ空港まで行き、空路で一人リヨンに。リヨンで一泊。夜はホテルの近くのピザ屋さんで食事。量が多くて食べきれない。