統計学が最強の学問である
- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読み終わりました。統計学について全然詳しくない私にとって、すごく読みやすい本でした。
統計学の歴史や、経済学で使う統計学と生物学・疫学で使う統計学はどう違うのか。興味の方向性の違いについて紹介されていて楽しめました。
また、最近よく耳にするデータマイニングについても知る機会になってよかった。データマイニングという新しい手法をやりたがる人は多いが、実際に必要なのは普通の統計学だったりすることが多い、というところもなんだかありがちで面白い。
さらに、一般化線形モデルやベイズ法(事前確率や事後確率)についてもわかりやすく説明されていた。
統計学について何も知らない人でも、最新の統計学についてざっくりと知ることができるいい本だと思った。
ただし、実際の手法の運用についてはほとんど説明されていないので、そういった目的には向いていないと思います。あと、統計学に詳しい人にとっては当たり前すぎてつまらないかもしれない。