KY BLOG

昆虫と微生物の研究とアート

嬉しいニュース

オーストラリアとの共同研究の内容がBiology Lettersにアクセプトになった! "・・・・" has been accepted for publication in Biology Letters subject to minor revision in accordance with the referee suggestions. タイトルなども少し変える予定なの…

Sex Wars

2009年に54歳で亡くなられたケンブリッジ大学教授、Michael Majerus(ウィキペディア参照)による一般向けの本、Sex Wars。中古で買いました。知っている内容が多いのでざっと斜め読み。 Sex Wars: Genes, Bacteria, and Biased Sex Ratios 作者: Michael E.…

学会

山形の学会に行ってきました。学会への移動中に読んだ本。 イモムシのふしぎ ちいさなカラダに隠された進化の工夫と驚愕の生命科学 (サイエンス・アイ新書) 作者: 森昭彦 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2014/08/12 メディア: 新書 この商品を含…

発生生物学の教科書

買ってしまった。 Developmental Biology 作者: Scott F. Gilbert 出版社/メーカー: Sinauer Associates Inc.,U.S. 発売日: 2013/07/10 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る

【シンポ】昆虫を操作する寄生者たち

来月4月12日(日)に立教大学(池袋)にて、下記の日本生物地理学会大会シンポジウムを開催します。 【名称】日本生物地理学会第70回年次大会シンポジウム 昆虫を操作する寄生者たち-分子メカニズムから生態系に与える影響まで-【企画】陰山大輔(農業生物…

A Planet of Viruses

ウイルス・プラネットの原著。デザインがとてもよい(表紙以外)。109ページと薄い。 A Planet of Viruses 作者: Carl Zimmer 出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (T) 発売日: 2012/04/30 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る

理科好きな子に育つ ふしぎのお話365

365話のうちの1話を担当させていただきました。「ビックリ!体を乗っ取ってあやつる生き物のお話」です。 理科好きな子に育つ ふしぎのお話365: 見てみよう、やってみよう、さわってみよう 体験型読み聞かせブック 作者: 自然史学会連合 出版社/メーカー…

ウイルス・プラネット

様々なウイルスについて、軽く読める面白い本。著者は、これもCarl Zimmer、売れっ子のサイエンスライターだ。大御所といってもいいかもしれない。軽そうに見えるけど、内容はしっかりしています。 ウイルス・プラネット (飛鳥新社ポピュラーサイエンス) 作…

How to Write a Lot

コロン、セミコロン、Emダッシュ、Enダッシュをうまく使うとすっきりとした強い文章になる。カバーレターはシンプルなほうがいい。毎日書く時間を決める。具体的な目標を掲げるなど・・・。いい本だった。論文書かねば・・・! How to Write a Lot: A Practi…

本いろいろ

考える寄生体―戦略・進化・選択 作者: マーリーンズック,Marlene Zuk,藤原多伽夫 出版社/メーカー: 東洋書林 発売日: 2009/08 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: 20回 この商品を含むブログ (2件) を見る クジャクのオスの尾などがどうして派手になった…

クサカゲロウ幼虫の食事風景

クサカゲロウの終齢幼虫に蛾(スジコナマダラメイガ*1)の幼虫を与えてみた。最初は蛾の幼虫の周りをぐるぐる回って、あまり興味がなさそうにみえたが、突然大あごで蛾の幼虫をつんとつついた。蛾の幼虫がビクンとのけぞると、クサカゲロウは大慌てで退散し…

ミミイカの発光細菌

ハワイの海に、ミミイカという親指ほどの大きさのイカがいる。この小さなイカの体の底面には、発光器官があってそこから光を発する。この発光器官には共生細菌がぎっしりつまっていて、それが光を発している。 このイカと発光細菌の関係を長年研究して様々な…

熱狂なきファシズム

書店で衝動買いをした本。とてもいい本だった。薄々感じてはいたけれど、日本は静かに確実にファシズムに向かっているということを改めてはっきりと見せつけられて恐ろしくなりました。著者はドキュメンタリー映画を作っている方だそうです。著名なドキュメ…

巨大な精巣を持つコオロギ

2011年のBiology Lettersにこんな論文が出ていた。Platycleis affinisという種では、精巣はなんとオスの体重の14%をも占めるらしい。 Larger testes are associated with a higher level of polyandry, but a smaller ejaculate volume, across bushcricket …

昆虫はすごいはすごい

たまたま本屋さんで目にしたので買ってみたのだが、内容豊富でとても 面白い。知らないことがたくさん載っていて勉強になる。写真もオリジナルのものばかりできれい。すごく売れているのもよくわかる。 昆虫はすごい (光文社新書) 作者: 丸山宗利 出版社/メ…

虫たちと北から南から

著者の平井さんから以下のような本を送って頂きました。ありがたく読ませていただきます。農業害虫の研究を中心にとても幅広い内容のようです。 平井剛夫・著「虫たちと北から南から」

オス殺しを起こすマイオティックドライブ(Xドライブ)

ショウジョウバエなどでよく知られているXドライブは、変異があるX染色体をオスが持っていた場合、Y染色体を持つ精子の形成がうまく起こらず、X染色体を持つ精子が多く生産され、結果的に子どもの性比がメスに偏る現象だ。今回紹介されているskewと名付けら…

最近読んだ本2冊

嘘と絶望の生命科学 (文春新書 986) 作者: 榎木英介 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2014/07/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (12件) を見る 「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい―――正義という共同幻想がもた…

Insectsという雑誌

以前にInsectsという雑誌から依頼されて書いた英文総説(これ)の中で線虫に寄生されることによってカゲロウがメス化するという論文を紹介したのだが、パーデュー大学の教員により以下のブログでそれが取り上げれていた。 Zombie Mayflies | Living With Ins…

インジェクション

今日はカイコの幼虫にいろんな細菌をインジェクションした。

いろいろ

ブログ更新を忘れていました。 4月以降にあったこと 研究所内での引っ越し(場所の移動) 生物地理学会(@池袋)に参加 自分の結婚式(@池袋) 昆虫DNA研究会(@つくば)に参加 キチョウの採集旅行(@種子島) ボルバキア学会(@インスブルック)に参加…

朝日新聞

朝日新聞に載りました。2か月ほど前に記者のかたから突然電話がかかってきて、取材を受けたのですが、記事の内容については一切教えてくれず(新聞社のポリシーらしい)、4/3の朝刊に載ることを前日知らされました。研究成果の紹介ではないので少し恥ずかし…

コメント

このブログにコメントが書き込めないといわれたのですが、どうしてでしょう?設定をみると誰でもコメントがかけるようになっているはずなんだけどなあ・・・。誰か書いてみてください~

チョウの擬態と性決定遺伝子

アゲハチョウの仲間で毒を持った別属の蝶に擬態している種がいる。その原因遺伝子がなんと性決定遺伝子の一つであるdoublesexであることがわかったという。これはちゃんと読まねば。 原著:K. Kunte et al., “doublesex is a mimicry supergene,” Nature, do…

オートマティスム

美大で学んだ友人に教えてもらったのだが、どうやら私の絵の描き方はオートマティスムというらしい。何となくやっていた方法が、すでに名前まで付けられこのように分類されていることを知って驚いた。完全にオートマティスムではないと思うが、ベースにこれ…

絵の描き方

もしかしたら私の絵の描き方はちょっと特殊なのかもしれないので、簡単に説明してみよう。基本的にキャンバスやベニヤ板にアクリル絵の具で描いてます。 ステップ1 最初はできるだけ意識の力を弱めてキャンバスのいろんな所に適当に絵を描いていく。私の場…

無題

うっかり忘れていた査読を今日やり終えて提出した。迷惑をかけてしまった。最近は、やっていることがどれも細切れになってしまっていて良くない。実験も進めたいし、論文も書きたい。絵も描きたい。

地震予測ができる?

村井俊治さんというリモートセンシングなどの専門家で東大名誉教授の方が、 「2013年に入ってから震度5弱以上の地震はこれまでに8回ありましたが、そのすべてについて我々は異常を検知しました。昨年は震度5弱以上の地震16回のうち、12回で異常を発見してい…

F30号キャンバスにアクリル

今日描いた絵。

節足動物って

昆虫を使った研究をやっているのに、恥ずかしいことに節足動物の基本的な分類を正確に知らなかったのでまとめてみた。 節足動物門 鋏角亜門 Chelicerata(クモ・ダニ・サソリなど) 多足亜門 Myriapoda(ムカデ・ヤスデなど) 甲殻亜門 Crustacea(カニ・エ…

希釈培養

共生細菌を希釈して培養してみた。培地にフェノールレッドを入れているので、増殖が進むと黄色に変わる。107希釈あたりが限界のようだ。 クローン化できているだろうか。このあと放置しても赤色のウェルは赤色のままだった。

Influential Passenegers

ボルバキア研究の歴史的なことについては、やはりこの本が役に立つ。大学院生のころによく読んでいたので手垢で汚い・・・。 Influential Passengers: Inherited Microorganisms and Arthropod Reproduction 作者: Scott L. O'Neill,Ary A. Hoffmann,John H.…

GoTaq G2

今日業者のかたに教えてもらったが、プロメガGoTaqの第2世代であるGoTaqG2が出ているらしい。GoTaqはかなりの安価で増幅感度も良い酵素なので気に入っている。この酵素は他の会社のものと比べてとにかく安くいいのがいい。増幅感度もかなりいい。Fidelityは…

Office2013のファイル復元

PC

Word2013で新規文書を作成中だったのに保存せずに閉じてしまった。焦りながらネット検索すると復元の仕方を説明してあるページを見つけた! Office2013の「以前のバージョン回復」機能 | パソコン備忘録 この通りやったら復元できた。よかった・・・(汗)簡…

ナマズの本能

昨年の秋ぐらいからナマズを飼っている。たまたま人に貰って飼うことになったのだが、正確な種名はわからない。多分二ホンナマズだろうと勝手に思っている。1匹で飼っているのだが、普段は物陰に隠れて水中で息を潜めたようにじっとしている。 ナマズのエサ…

紙にペンで落書き

昨日つい描いてしまった落書き。

プレゼン準備終わった

明日は所内の提案型研究課題の成果報告会などだが、やっと今、一応プレゼンの準備が終わった。研究の手法は「次世代シーケンサーを用いたトランスクリプトーム解析」という、なんだか自分には似つかわしくないような感じだけど、とりあえず膨大なデータから…

Excel2013でヒストグラム作成

PC

Excel2013でヒストグラムを作るには最初に設定が必要。 「ファイルタブ」→「オプション」→「アドイン」→「設定」→「分析ツール」に☑を入れる。そうすると、データタブ内に「分析」という項目が出現するので、「データ分析」をクリックし、リストから「ヒスト…

取材

今日は新聞社からの取材を受けた。2時間ぐらいいろいろ喋った。内容は、宿主の生殖を操作する共生細菌ボルバキアが宿主の生態や行動や進化にどんな変化を及ぼすのかについて。うまく説明できたかどうか少し心もとないけど、記者のかたが面白い記事にしてくれ…

提出

報告書を提出した。短い書類だったのでなんとかまとめたが、月末にはプレゼンがあるのでその時までにもっと詳しく解析をしておきたい。今後の進め方も考えておかないといけない。

ABCトランスポーター

先週のゼミは、節足動物のABCトランスポーターについての総説だった。ABCトランスポーターとは脂質2重膜を物質が行き来するときに輸送体のことでATPを使って能動的に運ぶ。ABCとはATP-binding cassetteの頭文字。様々な役割を担っているが、農薬に対する抵抗…

査読1本目終了

今日締切の査読がやっと終了。すばらしい内容で実験もしっかりしているし、論理構成も完璧でまったく文句なし。雑誌のランクがそれなりに高いとしっかりした内容の原稿が集まりやすいんだろうなあ(当然か・・・)。ちなみに今回は中国からの投稿でした。あ…

査読

頼まれていた査読が3本もたまっている。早く終わらせないといけない。

セミナー

この週末は岡山大学でのセミナーで3時間話させていただいた。若いエネルギーにさらされて久々にずいぶん刺激を受けた。下手なプレゼンを3時間も熱心に聞いてくれたことに頭が下がる思いだ。 今の職場(グループ)では自分が最年少だが、大学ではほとんどの人…

マテ茶

マテ茶って美味しい。ティーバッグなのでラク。濃いめが好みです。南米ではごく一般的な飲み物だそうです。 ラ・メルセド マテ茶 オリジナル 3g×20包 出版社/メーカー: ラスマリアス 発売日: 2012/06/15 メディア: 食品&飲料 この商品を含むブログを見る 現…

Host Manipulation by Parasites

注文していた本が今日届いた。2012年に出版された本で、タイトルは日本語にすると「パラサイトによる宿主操作」。面白そうだ。知らない話題もたくさん載っているようなので、少しずつ読んでいこうと思う。表紙の絵もいい。 224ページと、思ったより薄い。 Ho…

ツェツェバエの共生細菌と免疫

今日のセミナー(論文紹介)の題材は、ツェツェバエだった。ツェツェバエはヒトや動物の血を吸って生きている。アフリカで深刻な病気である眠り病を引き起こす原虫トリパノソーマを媒介することから、恐ろしい害虫として知られている。ツェツェバエは、昆虫…

ウイルス

ダンゴムシのウイルスを感染させた昆虫細胞。ウイルスのせいで細胞が壊れているのかもしれない。 Wikipediaより 細胞変性効果(さいぼうへんせいこうか、cytopathic effect; CPE)とはウイルスに感染した培養細胞にみられる形態変化のこと。 光学顕微鏡下で…

動物の絵を描いた(キャンバスにアクリル)

F30号キャンバスにアクリル。

ダンゴムシ注射

今日の夕方はKさんがダンゴムシを持って来て、前々からこちらで増やしておいたウイルスを注射した。少なくとも前回よりもうまくいった気がする。成功するといいな。今回はKさんを講習生としての受け入れ手続きをしたから研究所の広報室の人が2人も来て写真を…