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昆虫と微生物の研究とアート

知の逆転

ジャレッド・ダイアモンド、ノーム・チョムスキー、オリバー・サックス、マービン・ミンスキー、トム・レイトン、ジェームズ・ワトソンとのインタビュー集。 去年の年末に出た本。人に勧められて読み始めたけど、意外と面白い。 特に言語学者チョムスキーと…

バッタの本

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)作者: 前野ウルド浩太郎出版社/メーカー: 東海大学出版会発売日: 2012/11メディア: 単行本購入: 31人 クリック: 976回この商品を含むブログ (15件) を見る 著者とは知り合い…

殺人者の遺伝子型と脳

Guardianにこんな記事が・・・。How to spot a murderer's brain ちょっと衝撃的だけど、いろいろ考えさせられた。このAdrian Raine自身が殺人者型の脳のパターンを示していたというのも面白い。 今度The Anatomy of Violenceという本、読んでみようかな・・…

死者の奢り・飼育

最近読んだ本(短編集です)。大江健三郎って初めて読んだけど、全部すごい!衝撃を受けた。今までなんで読んでなかったんだろう・・・。 死者の奢り・飼育 (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1959/09/29メディア: 文庫購入: 8人 ク…

恥?

知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)作者: 池上彰出版社/メーカー: 角川マガジンズ発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 神戸空港の本屋さんでこのようなタイトルの本が何種類もあるの…

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である作者: 西内啓出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/01/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 209回この商品を含むブログ (43件) を見る 読み終わりました。統計学について全然詳しくない私にとって、す…

統計学

特に後半はとても勉強になる。 統計学が最強の学問である作者: 西内啓出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/01/28メディア: Kindle版購入: 9人 クリック: 25回この商品を含むブログ (10件) を見る

チェーザレ

最近読んでいる本(マンガ)。イタリア、ルネサンス期に活躍したチェーザレ・ボルジアについての伝記なのですが、とても面白い。 チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)作者: 惣領冬実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/23メディア: コミック購入…

オカルト

オカルト作者: 田口ランディ出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2001/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る エッセイ集のようなもの。田口ランディ、初めて読んだけどうまいと思った。センスあるなあ。機会があっ…

いまこの瞬間 愛しているということ

最近読んだ本。 いまこの瞬間 愛しているということ作者: 辻仁成出版社/メーカー: 集英社発売日: 2003/11/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る 辻仁成の小説を初めて読んだが、とてもよかった。舞台設定は、フラン…

真贋

吉本隆明の「真贋」を読んでいる。 そのなかで出てきた文章を引用する。 「文句なしにいい作品というのは、そこに表現されている心の動きや人間関係というのが、俺だけにしかわからない、と読者に思わせる作品です。」 そうそう、ほんとにそう思う。自分にし…

世界の終りと・・・

今読んでいる本。面白い。(とても有名なので、なんでいまごろ・・・と言われそうですが、読んだことなかったので) 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1988/10メディア: 文庫購入:…

怒らないこと

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)作者: アルボムッレスマナサーラ出版社/メーカー: サンガ発売日: 2006/07/18メディア: 新書購入: 22人 クリック: 220回この商品を含むブログ (132件) を見る ヨガの先生に勧められて読んでみた。すべての…

アート・ヒステリー

アート・ヒステリー ---なんでもかんでもアートな国・ニッポン作者: 大野左紀子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/09/26メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 303回この商品を含むブログ (5件) を見る 最近めずらしく本屋で衝動買いした本。アート…

空気と戦争

空気と戦争 (文春新書)作者: 猪瀬直樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/07/18メディア: 新書購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (35件) を見る どうして日本はアメリカと戦争をしたのか。そのいきさつが、なんかリアルにわかった気がする。

無限の網

水玉模様で有名な草間彌生の自伝。 無限の網 草間彌生自伝 (新潮文庫)作者: 草間彌生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/03/28メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (6件) を見る 精神的な病気で苦しみながらもアメリカにわたり、大成功を収…

パンドラの匣

最近読んだ本。 パンドラの匣 (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1973/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (123件) を見る 太宰治にはめずらしく前向きな作品2つがおさめられている。とてもいい。

異邦人

異邦人 (新潮文庫)作者: カミュ,Albert Camus,窪田啓作出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1954/09メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 136回この商品を含むブログ (369件) を見る 有名な本だが最近人に勧められて初めて読んだ。世の中がうまくあらわされていて…

寄生虫はおもしろい

寄生虫のふしぎ ―頭にも?意外に身近なパラサイト― (知りたい!サイエンス)作者: 目黒寄生虫館+研究有志一同出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2009/01/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (4件) を見る

共生細菌の世界

共生細菌の世界―したたかで巧みな宿主操作 (フィールドの生物学)作者: 成田聡子出版社/メーカー: 東海大学出版会発売日: 2011/06メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る 私は、この本の章の扉絵を担当させていただきました。絵は…

犬の科学

今読んでいる本を紹介します。僕はいままで、犬はありふれた動物だし、その起源、形質などについても十分によくわかっていると思っていました。狼と犬の共通祖先に対して、人が長年人為的に選抜をかけ、我々にとって好ましい性質を持つようにすることによっ…

漂流教室

漂流教室 1 (ビッグコミックススペシャル)作者: 楳図かずお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/10/30メディア: コミック購入: 1人 クリック: 56回この商品を含むブログ (83件) を見る 楳図かずおのマンガ。ホラーというより、むしろSFかな。1970年代という…

テロメアの帽子

Fさんに同じ著者による「テロメアの帽子」も貸してもらった。これも面白い。 テロメアの帽子―不思議な遺伝子の物語作者: 森川幸人出版社/メーカー: 新紀元社発売日: 2002/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (5件) を見る

ヌカカの結婚

同じラボの研究員のFさんが「ヌカカの結婚」という本を貸してくれた。生殖に関する生物の多様性をおもしろく比喩的に紹介した絵本だ。それぞれの話のあとに「謎解き」という解説コーナーがある。進化生物学になじみのない人も(こそ)かなり楽しめると思う。…