KY BLOG

昆虫と微生物の研究とアート

Schwander研(2日目)

朝、別の研究室の新しいPIであるYuko Ulrichからアリの社会性の研究について今やっていることを伺う。去年原始的な社会性アリについての論文がNatureに掲載された。すごいー。母親が日本人だが、日本語はあまり話せないという。実験設備なども見せてもらった。その後、学食でTanjaと昼食を食べた。その後、かの有名なLaurent Keller教授と少し雑談(クサカゲの話を少し)したあと、セミナーで発表。Laurent KellerとTanja Schwanderの質問が話の途中にもどんどん降ってきて、少し面食らったが、楽しめたと思うし有益な意見をもらえた。プレゼンのあと、Kellerから面白かったと言ってもらえた。お世辞だとは思うが嬉しい。セミナーの後、Keller研究室の2人のポスドク(Miya Qiaowei Pan、Hugo Darras)と雑談。Miyaは性比がオスに偏る不思議な現象、Hugoはアリで見られるdouble clonalというヘンテコな現象を研究。最後にTanjaと少し話して、今回の訪問は終了。

 

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Lausanne大学の食堂

 

Schwander研(1日目)

リヨンから鉄道でローザンヌに移動(ジュネーブ経由)。鉄道で隣だった老夫婦と少しドイツ語で会話をした。17年間まったく使う機会がなかったわりには、なんとか通じるではないか、笑!でも残念ながら、ローザンヌはフランス語。ローザンヌ駅についたらすぐにホテルにチェックインし、地下鉄を使って、ローザンヌ大学のTanja Schwander研究室に。まずは談話室のような部屋でTanja Schwanderと大学院生のKarim Ghali(指導教官:Tanja Schwander)とで雑談。そのあとKarim Ghaliにからアザミウマの単為生殖についての研究紹介を受ける。その後、大学院生のGuillaume Lavanchy(指導教官:Tanja SchwanderとLaurent Keller)からナナフシで見られる非常に奇妙な繁殖様式であるhybridogenesisについての研究紹介を受ける。めちゃ面白い。

 

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INRA(3日目)→ リヨンへ

お昼まで共同研究の提案。一人ずつ発表。なんだかちょっとspecificすぎる提案をしてしまったかもしれない。お昼前に移動。なんとか2時までに宿泊施設まで戻り、スーツケースを確保。おばあさんの経営するフランス小料理屋(?)で長峯氏と一緒に昼食。長峯氏とお別れ。バスでレンヌ空港まで行き、空路で一人リヨンに。リヨンで一泊。夜はホテルの近くのピザ屋さんで食事。量が多くて食べきれない。

 

モンサンミッシェル

NRAのJean-Christophe Simonと杉尾氏に連れられて、モンサンミッシェル観光に。日本勢は、私と長峯氏以外に、小林氏(生物研)、古賀氏(産総研)、沓掛氏(産総研)、大島氏(京都府大)。研究所のバンでモンサンミッシェルまで移動、土砂降りと強風のなかを歩くはめに。モンサンミッシェルはやはり有名だけあって見応えがあった。夜は日本勢とガレット&クレープのレストランに。

 

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モンサンミッシェル

 

リバプール → マンチェスター → パリ → レンヌ

移動日。鉄道でマンチェスターに行き、マンチェスター空港からパリのシャルルドゴール空港まで飛行機で移動。パリからレンヌまで鉄道(TGV)での移動を考えていたが、ストのため移動が困難になっていることを知り、急遽、エールフランスでパリーレンヌ間のチケットを予約。無事にレンヌ空港までたどり着いた。雨が降っていたこともあり、宿泊施設までの移動が大変そうだったので、タクシーを利用。夜、産総研の古賀氏と沓掛氏と合流し、4人でフランス料理。

 

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マンチェスター空港のカフェのお兄さんになぜかサンドイッチをご馳走される